クラ設計では、最新の工法のみを利用した家づくりを行っていた時代もありました。
しかし、長い間、質の高い住宅を提供できる工法を求めていった結果、最新の工法の良い部分と古来より日本で息付いてきた伝統の工法の両方を取り入れることに辿り着きました。
設計事務所で新築を建てると言うと、「手間がかかる」「予算がない」と思われている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
それはとてももったいない誤解です。
設計事務所は言うなれば「家を建てることの相談室」であり、建築士に依頼をすれば法律で定められた建築基準を満たし、安全な工事を行い、尚かつ設計費を含む総工費を適正に抑えることを行うプロです。
大工さんを始め職人は住まいを造るプロです。腕を発揮できる仕事をきちん図面にすれば、素晴らしい仕事をしていただけます。
「どんな家を建てる?」
「こんなデザイン、できるかな?」
そう思ったら、どうぞ気軽に設計事務所に相談してください。
理想の家を建てることは案外手に届きやすいものかもしれません。
木材には「人口乾燥材」と「天然乾燥材」があります。人口乾燥材は、内部に割れ(内部割れ)が発生しやすく、木材の強度に問題が発生する場合があります。クラ設計では、国宝に指定されている木造建物同様、1年以上の熟成期間で天然乾燥させた国産天然乾燥材を100%使用し、大工さんが手刻みにて骨組み加工を行う「新月木の家」を標準仕様としています。
日本では良い木材を得るには「木が眠っている」時に伐採するのが当たり前でした。木が眠るとは、春夏の成長期が終わり、長い冬が始まる11月、12月のことです。つまりこの頃の下弦の月から新月に至る1週間程の期間に伐採された木は、最高の「木材」になります。「月齢木」は、腐らない、反らない、虫がつかないと言われています。
4寸柱と1寸厚の杉材で住まいを造る。
ご自身で伐採した大黒柱を使用します。
桧・杉板と塗壁の温もり満載。
間口の狭い敷地にお薦めです。